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【健康カフェ】(134)偶発腫瘍 胸部や卵巣では悪性のことも

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 糖尿病で通院する60代女性に、血液検査で肝機能の障害がみられたことから、専門の科で調べてもらいました。検査の結果、肝臓に問題はなかったのですが、画像検査で盲腸にがんが見つかり、手術を受けることになりました。女性はおなかが痛いなどの症状はなく、まさか自分にがんがあるとは思っていなかったそうです。

 ある症状や病気で検査を受けたときに、全く関係のない異常が見つかることがあります。その中で、画像検査で見つかるような腫瘍性の病変を「偶発腫瘍」と呼んでいます。この偶発腫瘍に関する観察研究をまとめた報告が6月に発表されました。

 偶発腫瘍が見つかる割合は検査によって異なり、最も高いのが胸部CTで45%、次いで大腸CT(38%)▽心臓MRI(34%)▽脳・脊髄MRI(22%)-の順です。偶発腫瘍のうち悪性と診断されたものは、臓器別に、多い順に胸部(42%)▽卵巣(28%)▽大腸(17%)▽前立腺(11%)-でした。また、脳や副腎、耳下腺で悪性の診断はかなりまれで、0~5%でした。

 この結果から、胸部や卵巣で偶発腫瘍が見つかったときは、悪性であることを念頭に検査を受けた方がよさそうです。逆に、脳や副腎でみつかった偶発腫瘍はあまり心配しなくてもよいといえます。

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