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【終戦の日】岐路に立つ日本遺族会 会員減少で記憶継承に不安 実態把握着手、孫・ひ孫で青年部創設も

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 終戦から73年を迎えた15日、東京・九段北の靖国神社には多くの参拝者が訪れた。ただ、平成が終わろうとする中で、戦没者の慰霊で中心的な役割を担ってきた日本遺族会は高齢化で会員数の減少が続く。遺族会は会員の実態把握に乗り出したり、新たに戦没者の孫やひ孫による青年部の活動に取り組んだりすることで、戦争の記憶を受け継ぐ担い手を確保しようと努めている。(田村龍彦)

 靖国神社の拝殿前には、夏の強い日差しをものともせず、朝から参拝者の長い列ができていた。各都道府県から訪れた遺族会の会員らは大型バスを降りると、次々と参拝に向かう。つえをつく姿も目立つ。

 「尊い犠牲の上に今の日本の平和と繁栄があることを後世に伝えていかないといけない。自ら体験した遺族が語り継いでいく社会的な義務がある」

 岐路に立つ日本遺族会会長の水落敏栄参院議員はこう語り、現状に危機感を隠さない。

 昭和42年に約125万5千世帯だった遺族会の会員数は、平成20年には約87万世帯まで減った。高齢化の波が押し寄せ、その後も減少は止まっていない。

 かつて遺族会は100万票の集票力を持つといわれ、その政治力を遺族の待遇改善などにつなげてきた。昭和55年の参院選では組織内候補が90万票以上を獲得したが、現在は10万票程度まで落ち込む。

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