PR

ライフ ライフ

全国戦没者追悼式で陛下の背中見つめた沖縄の遺族 「記憶の継承」次世代に

Messenger

 天皇陛下が15日、慰霊の集大成として臨む全国戦没者追悼式には毎年多くの遺族が参列し、英霊を慰め、平和を願う「お言葉」を読み上げられる陛下の背中を見つめてきた。平成最後の追悼式を控え、遺族の間でも世代交代が一層進む中、「記憶の継承」を訴えられる陛下の胸のうちに改めて思いをはせている。

 昨年8月15日の追悼式。陛下は戦後70年だった平成27年から3年連続で「深い反省」との表現を盛り込んだお言葉を述べた後、「全国戦没者之霊」と記された眼前の標柱をじっと見つめられた。退席前にも標柱に向き直り、しばらく立ち尽くされる場面があった。

 会場の日本武道館3階席で、陛下のお姿を見守った沖縄県遺族連合会会長の宮城篤正さん(77)は「万感の思いがおありなのだろう」と推し量った。陛下にとり、譲位を可能とする特例法が成立して最初の追悼式。他の遺族とも「今までと雰囲気が違ったな」と言葉を交わした。

 宮城さんは今年3月、在位中最後の機会として沖縄県を訪問された天皇、皇后両陛下を、南部戦跡の国立戦没者墓苑で出迎えた。慰霊碑に供花した帰り際、両陛下が当時98歳だった遺族の女性にていねいに声をかけられる姿を見て、平成の時代の慰霊に区切りがついたと感じたという。

 「先の戦争のことを十分に知り、考えを深めていくことが日本の将来にとって極めて大切」(27年のお誕生日前の記者会見)。戦後世代が国民の大半を占める中、陛下は近年、記憶の継承に力を注がれてきた。

続きを読む

あなたへのおすすめ

PR

PR

PR

PR

ランキング

ブランドコンテンツ