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「この世界の片隅に」の“片隅”に注目 話題の漫画で知る戦中の暮らし 東京・昭和館でコラボ企画展

闇市の食事である残飯シチュー。進駐軍から払い下げの残飯を大鍋で煮込んだ。残飯なので、たばこの包み紙なども混入していたという(復元品、昭和館所蔵)
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 東京都千代田区の昭和館で、漫画「この世界の片隅に」(こうの史代著、双葉社)と“コラボ”した特別企画展が開かれている。同館は、戦中戦後の国民の暮らしをテーマに国立博物館。漫画は、同じ頃に広島、呉で暮らす女性が主人公。平成28年にアニメ映画化されていまだにロングラン上映を続け、今夏にはテレビで実写版ドラマの放送も始まった。そんな話題作を入り口に、現実の戦中世界を紹介する試みだ。

周作が着ていた海軍の文官従軍服

 「この世界の片隅に」は、昭和19年2月に広島県呉市の北條家に嫁いだ18歳の絵が好きな女性、すずを主人公に、終戦直後までの出来事を描く。ユーモラスなタッチながら、綿密な取材に基づいた戦中市民生活の細部に至る豊かな描写や、当時の人々が感じていた日々の哀歓の細やかな描き方は高い評価を受けている。

 企画展では、漫画の場面を中心に、そこに関連する戦中戦後の資料約240点を展示。まず、「家庭の暮らし」と題した衣食住を扱うエリアから始まる。作中でも登場した衣料切符(中巻123ページ)や、それで手に入る衣料の実物が展示されているほか、主人公の夫、周作が20年5月まで着用していた17年制海軍文官従軍服という珍しい品物も。濃紺ウール地で開襟。そこにネクタイという姿だ。

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