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【新・仕事の周辺】佐藤モニカ(歌人・小説家) 歌は電光掲示板のように浮かぶ

歌人・小説家の佐藤モニカさん(提供写真)
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 私の朝は早い。沖縄にきて、5年。年々早くなっていく気がするが、とりわけこの2年はうんと早くなった。

 それというのも、2年前に息子を出産し、自分の時間というものが減ってしまったためである。

 産前産後の里帰りはしなかった。つわりや体調不良で苦しんだ産前に対して、産後の体調はすこぶる良く、実家からの手伝いも頼まなかった。が、静かにじっと寝ていたわけではなく、わりとずっと仕事をしていた。

 産後は歌が次々と湧いた。それは本当に、びっくりするほどであった。駄作もあったが、なかなかのものもあった(あくまで当人比の話ですが)。その頃、既に第1歌集『夏の領域』を出す計画があり、産後の育児の歌で最後をしめたいというのが私の希望であった。

 歌の作り方というのは人それぞれだと思うが、私は閃(ひらめ)き型で、歌が頭をよぎり、それをひたすら書き留めていくというスタイルだ。正確には、携帯電話のメモ機能を利用して残す。これは短歌だけでなく、小説も詩もまったく同じで、頭の中を言葉が流れていくのを書き留める。イメージとしては、電光掲示板を流れていくメッセージのようなものである。

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