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【クローズアップ科学】ノーベル賞受賞の米2氏が日本に決断促す 「次世代加速器ILCの建設実現を」

記者会見するバリー・バリッシュ米カリフォルニア工科大名誉教授(左)とシェルドン・グラショー米ハーバード大名誉教授=7日、東京都千代田区(伊藤壽一郎撮影)
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 東北地方に建設が構想されている次世代加速器「国際リニアコライダー(ILC)」について、ノーベル物理学賞の受賞者である米ハーバード大のシェルドン・グラショー名誉教授と米カリフォルニア工科大のバリー・バリッシュ名誉教授が来日し、「素粒子物理学への貢献のほか、地元への経済効果も大きい。ぜひ実現させてほしい」と日本政府の決断を強く促した。

ヒッグス粒子の発見で「舞台は整った」

 ILCは極微の世界を究明する素粒子物理学の巨大な実験施設で、物理学者の国際組織が岩手・宮城両県にまたがる北上山地に建設する構想を進めている。

 素粒子の電子と陽電子をほぼ光速で衝突させ、宇宙が誕生したビッグバン直後の超高温を再現。物質に質量を与えるヒッグス粒子を大量に作り出し、その性質を詳しく調べることで、素粒子物理学の基本法則である「標準理論」を超えた新たな物理法則の発見を目指している。

 文部科学省の有識者会議は先月、ILCの科学的意義を認める一方、日米欧が分担する最大約8000億円の総建設費は「国民の理解が重要」とする報告書をまとめ、今月から日本学術会議が建設の是非を審議。これらの結果に基づき、政府が年内にも建設の是非を最終決定する見通しだ。

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