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【虫撮り人】1 「カブトムシの樹」 甘酸っぱい香りに誘われ…樹液酒場に集う

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【虫撮り人】
1 「カブトムシの樹」 甘酸っぱい香りに誘われ…樹液酒場に集う

樹液をめぐり、あちこちでバトルが勃発。新しい“客”も続々飛来する=国立市内(佐伯元行さん撮影) 樹液をめぐり、あちこちでバトルが勃発。新しい“客”も続々飛来する=国立市内(佐伯元行さん撮影)

 敷地を管理する団体の方に話をうかがった。

 「昨年から有機農法ガーデンをやるため、落ち葉を集めて堆肥づくりを始めたんです。折れ枝を粉砕したものを混ぜたのが、カブトムシの幼虫にはいい環境だったみたいです」

 木のそばに落ち葉を集めた堆肥囲いがあり、朽ち木もたくさん転がっている。

 それにしても、なんでこんな数が。

 「私らも驚いてます。子供たちが採りにきたり、カラスが食べにきたりして、ほとんどいなくなってしまう日もありますが、翌日になると数は元に戻っています」

 最大の原因は堆肥の豊富さだろうが、市街地なので近くに樹液をたくさん出す木が少ないこと、開けた場所に木があるため樹液の匂いが虫たちに伝わりやすいこと、天敵が少ないこと、気候の関係、などの条件が重なった-と佐伯さんはみている。

 カブトムシは大人を童心に返す虫の筆頭だ。見ていて飽きない。「こんな風景がいつまでも見られることを願いたいね」と佐伯さんが言った。(石塚健司)

 空前の写真ブームといわれる中、虫取り網ならぬカメラで虫を撮る「虫撮り人」の大人が増えている。穴場の撮影ポイントに詳しい佐伯さんとともに東京の虫たちを追った。

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