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40代で看護専門学校へ 入学者、10年で2.4倍 増える社会人枠

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40代で看護専門学校へ 入学者、10年で2.4倍 増える社会人枠

看護実習中の学生と任和子教授(右端)=京都大 看護実習中の学生と任和子教授(右端)=京都大

 社会人を経験した後に、看護の道に進む人が増えている。厚生労働省によると、平成29年度に看護専門学校などに入学した40歳以上の人は19年度の2・4倍。元会社員や子育てが一段落した女性の姿も目立つ。体力的なハンディはあるが、人生経験や第三者的な視点に期待する声も強い。

 将来は訪問看護師

 3人の子供を育てる伊藤裕美さん(42)は40歳の時に福島看護専門学校に入学した。大学卒業後郵便局で働いていたが、子供の頃の夢は看護師。「このままでいいのか」と悩み、近親者を亡くしたことなどをきっかけに決断した。「家族はびっくりしていたが、いいんじゃないと背中を押してくれた」。将来は訪問看護師を目指すという。

 伊藤さんと一緒に学ぶ武藤厚子さん(34)は3人目の子供を産んだ時、看護師の仕事ぶりを見て「将来人を助ける人間に」と願った。同時に「それなら自分がなればいい」と気付き、看護の道に進むことを決めた。

 渡辺艶子校長は「社会人学生は目的意識が明確で意欲的。他の学生を引っ張る存在として期待している」と高く評価する。

 家庭との両立が可能

 看護師になるには専門学校などで学んだ後、国家試験に合格する必要がある。短大、大学を含めた30歳以上の入学者は、19年度の1509人から2246人と10年で1・5倍に増加。40歳以上は151人から359人になった。

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