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海外では当たり前の食中毒対策「放射線照射」 消費者にもメリット…日本ではなぜ使えないのか

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認可のための禁止

 ひるがえって日本では昭和47年、ジャガイモの芽止めを目的とした照射が許可された。このとき厚生省(当時)は、一般食品への照射を禁止する大臣告示を出している。当時の報道によると、まだ照射の安全性が分からないためで、安全と分かれば順次許可していく方針だったという。

 しかし、ジャガイモ以降、他の食品への照射が検討されることなく今日に至っている。

 量子科学技術研究開発機構・高崎量子応用研究所(群馬県高崎市)放射線生物応用研究部の小林泰彦部長は「日本でも生肉や加熱不十分な肉料理が原因で死者が出る食中毒は繰り返されている。照射はこうした食中毒を防ぐための有効な技術で、先進国の多くが国民の命を守るために利用しているが、日本では食品衛生法で禁止されたままで検討もされていないのが現状」と指摘する。

レバ刺しは?

 例えば、牛レバーは内部にいるO157などの細菌が殺菌できないことで生食での提供が禁止されたが、照射によって内部の殺菌が可能なことが分かっている。安全にレバーを生食できる方法があるのに、照射による殺菌は食品衛生法で禁止されているため、生レバーが食べられない状況が続いている、といえる。

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