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【科学】室温保存の精子でマウス誕生 山梨大

室温保存の凍結乾燥精子から生まれ成長したマウス(山梨大提供)
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 室温で1年以上保存したマウスの凍結乾燥精子を使って子を誕生させることに、山梨大の研究チームが成功した。動物細胞の長期保存は特殊な冷凍庫などが必要だったが、ほぼ真空の容器を使うことで、維持費をかけず容易に保存できるようになるという。

 研究チームは、雄のマウスから採取した精子を小型のガラス容器に入れて凍結乾燥し、ほぼ真空状態にして密閉した。これを研究室の机の引き出しに1年以上保管。容器から取り出して卵子に人工授精し、受精卵を雌に移植したところ100匹以上の子が誕生した。

 多くの空気が入った容器に保存した精子を使うと、受精卵は1週間程度で死滅した。

 精子の長期保存は、創薬や医療研究に必要な実験用マウスの遺伝子を保存するため広く行われている。超低温での冷凍保存が前提で、維持費が高額になるのが課題だった。

 若山照彦教授は「さらに長期間、安全に保存できるよう研究を進める。将来は人の不妊治療のコスト低減に役立つ可能性もある」と話している。

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