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学力テスト 前年度低調の相模原市 市長奮起で教育予算1・5倍

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学力テスト 前年度低調の相模原市 市長奮起で教育予算1・5倍

相模原市が全国学力テストの低調な結果を受け、平成30年度から始めた放課後の補習支援=7月、同市緑区の市立串川中学 相模原市が全国学力テストの低調な結果を受け、平成30年度から始めた放課後の補習支援=7月、同市緑区の市立串川中学

 平成30年度全国学力・学習状況調査(全国学力テスト)が31日公表され、政令指定都市別の平均正答率の国による2度目の一斉公表も行われた。29年度が低調だった相模原市で、予算の権限を持つ市長が重く受け止め、30年度の教育予算を当初予算ベースで前年度比約1・5倍に増額するなど、公表が新たな教育施策につながる事例も出ており、今回も各市の対応が注目される。

 放課後のコンピューター教室。数学の問題にてこずっていた生徒が「分からないからいいや」と投げだそうとすると、先生が「無理じゃないって」とのぞき込む。相模原市緑区の市立串川中学(生徒数157人)は5月28日から週1回、数学の補習を始めた。

 29年度の結果で数学の課題が浮上。ゲームなどに費やす時間が長い傾向や、宿題をきちんとしないといった規範意識面の課題もみられた。補習の対象生徒は15人。民間事業者のプリントから、生徒が連立方程式や文字式などの課題を自分で選び、有償ボランティアの元市立学校長や教員志望の学生3、4人が指導する。

 清水孝子校長は「分からなければ、すぐ先生に尋ねることができる」と話す。

 補習は、市が30年度から開始した学力保障推進事業の一環。市は、市民税非課税世帯の生徒全員を対象とする給付型奨学金の創設や、経済的理由で就学が困難な児童・生徒への援助費の拡充なども行った。教育予算とは別枠で、1人親家庭支援を打ち出している。

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