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街にあふれる「香害」で体調不良に 「誰もに起こり得る」化学物質過敏症に注意  

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「生理現象我慢」「通勤難しい」

 この主婦同様に、柔軟剤などの香りが原因で体調不良を訴える人は近年、後を絶たない。

 24年度に国民生活センターに寄せられた柔軟剤の臭いに関する相談は計65件だった。日本消費者連盟が29年7、8月の2日間設置した電話相談「香害110番」には、その3・3倍にあたる計213件の相談が寄せられた。

 苦痛を訴える声は増える傾向にある。

 《外出時のお手洗いが消臭剤などで充満しているため、生理現象を我慢することもある》

 《柔軟剤臭が蔓延(まんえん)する電車の車両を移動しながら外出している。通勤も難しい》

 《相談窓口で、香料のない職場を求めても理由や状況が理解してもらえない。(職に就けず)現在は父の遺族年金で生活している》

 同連盟によると、こうした深刻な事例も報告されている。

誰もに起こり得る可能性

 「そよ風クリニック」(東京都杉並区)の宮田幹夫院長(82)は、においによる被害の多くが「化学物質過敏症」(CS)の発症と指摘する。

 CSは化学物質を一度に大量に浴びたり、少量を繰り返し浴びたりすることで体内の許容量を超え、突然発症するという。いったん発症すると、微量の化学物質でも頭痛やめまい、吐き気、目のかすみ、鬱、記憶低下などの症状を起こす。

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