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【老舗あり】水戸市三の丸 笹沼五郎商店 水戸市とともに天狗納豆 一手間かけて他社と差別化

わらつと納豆を手にする笹沼五郎商店の笹沼寛社長=水戸市三の丸(上村茉由撮影)
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 水戸の名産品を尋ねられれば、水戸市民の多くは「水戸納豆」と答えるだろう。水戸納豆でも特に歴史のある老舗メーカーが、「水戸天狗(てんぐ)納豆」で知られる笹沼五郎商店(同市三の丸)だ。創業は水戸市の市制施行と同じ明治22(1889)年。以来、130年近くの歴史をともに歩んできた。

 笹沼五郎商店はJR水戸駅の近くに社屋を構える。かつてあった水戸城の周辺だ。蒸した豆の香りが漂う敷地内には、本店と工場、納豆の起源を学べる展示館があり、水戸市内の多くの小学校が地場産業を学ぶため社会科見学に訪れる。

 同社が扱っているのは、わらに包んだ「わらつと納豆」をはじめ、切り干し大根が入った「そぼろ納豆」やカップ入り納豆など多彩だ。値段はわらつと納豆で1本240円から。カップ納豆も2個入りで200円以上がほとんどで、少々高めの値段設定だ。お土産用や贈答品としての販売が主で、それは同社の創業時からの特徴だ。

 駅前で観光客向けに

 水戸天狗納豆の始祖は、笹沼清左衛門氏。古文書で見かけた「絲(いと)引き納豆」の記述に注目し、明治17(1884)年、東北で製造技術を学んだ。その後も研究を重ね、独自の製法で納豆の商品化に成功。22年に現在地で創業した。商品名は、水戸藩の尊皇攘夷(じょうい)急進派として知られる「天狗党」にちなんだとされる。

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