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平成最後の夏に読む「昭和の戦争」(上)「なぜ命を落とさなければならなかったのか」

旧日本軍兵士の戦場体験をつづる注目の書籍
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 旧日本軍兵士の戦場の現実に迫る書籍が増えている。ベストセラーになっている新書や漫画もある。目をそむけたくなる重い事実が記されているが、平成最後の「終戦の日」(8月15日)が訪れる。家族で昭和の戦争を考えるきっかけとしてはどうだろうか。

注目の4冊

 昨年12月に出た「日本軍兵士-アジア・太平洋戦争の現実」(中公新書)は、戦場の実情をつぶさに調べ、「玉砕」という言葉に象徴されるイメージの転換を迫る。

 著者は、一橋大の吉田裕(よしだ・ゆたか)特任教授(日本近現代軍事史専攻)(63)だ。硬派なラインアップが特徴の中公新書で、発行部数13万部(7月23日現在)のベストセラーとなっている。

 7月には、ちくま学芸文庫から、吉田教授の師に当たる歴史家、藤原彰(ふじわら・あきら)氏(平成15年死去)の著書で、日本軍における餓死の実態をまとめた「餓死(うえじに)した英霊たち」(原著は平成13年、青木書店から刊行)が文庫化された。

 潮書房光人新社(うしおしょぼうこうじんしんしゃ)からは、戦史作家の久山忍(ひさやま・しのぶ)さん(56)の「インパール作戦 悲劇の構図」が出た。インドにある英軍の要衝攻略が失敗し、3万人の日本兵が命を落とした作戦の実情を浮き彫りにしている。

 活字以外でも、日米両軍に多くの犠牲者が出た西太平洋のペリリュー島(現・パラオ共和国)での戦いをテーマにした漫画「ペリリュー-楽園のゲルニカ-」(武田一義著、白泉社、5巻まで刊行)が反響を呼んでいる。

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