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「世界文化賞」受賞者の足跡を訪ねて(上)

アントニー・ゴームリー「密着」1993年=彫刻の森美術館
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 顕著な業績をあげた芸術家に与えられる高松宮殿下記念世界文化賞は今年、30回の節目を迎えた。歴代受賞者は国際的に活躍するアーティスト。人気の観光地にある作品を、少し足を延ばして探してみた。(渋沢和彦、黒沢綾子)

 ■ライリー「ゆらぎ展」 佐倉・DIC川村記念美術館

 都会の喧噪(けんそう)を離れた千葉県佐倉市は、武家屋敷などが残る城下町として知られる。広大な庭園と西洋の古城を思わせるDIC川村記念美術館では、第15回絵画部門受賞者、ブリジット・ライリー(英、1931年~)の個展「ゆらぎ ブリジット・ライリーの絵画」を8月26日まで開催中だ。

 ライリーは錯視の効果を利用した「オプ・アート(視覚的美術)」の旗手。正面から見れば曲線が規則的に並ぶ模様だが、見る位置を変えると模様がふくらんだり、へこんだりする。幻惑され“ゆらぎ”を実感する。抽象作品は情緒に乏しい、冷たい印象を持たれがちだが、そうではない。黄緑やピンク、水色の曲線がリズミカルに波打つ作品「朝の歌」などは、すがすがしく楽しい気分になる。

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