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中国で子供21万人以上に欠陥ワクチンを接種 データ捏造の大手製薬会社会長ら15人拘束

欠陥が判明、回収される長生生物科技の狂犬病ワクチン=7月23日、安徽省黄山(ロイター)
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 【北京=西見由章】中国の大手製薬会社が狂犬病ワクチンの製造過程でデータを捏造(ねつぞう)していたことが発覚した上、同社の別の欠陥ワクチンが21万人以上の乳児らに接種されていたことも判明し、幼児のいる保護者から怒りの声が上がっている。この会社は多額の補助金を受けていたとされ、批判の矛先は共産党政権にも向かいかねない状況で、習近平指導部は世論のコントロールに苦慮している。

 国家薬品監督管理局などによると、ワクチンのデータ捏造を行っていたのは吉林省長春市に拠点を置く製薬会社「長生生物科技」。内部告発を受けて今月5日から調査に入ったところ、狂犬病ワクチンの製造記録や検査記録の数値などが改竄(かいざん)されていたことが判明したという。

 さらに同社が販売した百日ぜきなどの混合ワクチンが政府基準に適合していなかったとして罰金処分も公表された。この問題は昨年10月の調査で発覚。欠陥ワクチンは山東省に25万本以上販売され、21万5千人以上の子供が接種を受けたことも今回判明した。現時点では健康被害は確認されていないという。

 警察当局は24日までに同社の会長と幹部ら計15人を拘束した。中国メディアによると、同社が昨年政府から受け取った補助金は約4800万元(約7億8千万円)で前年の10倍以上増加していた。今後、ワクチンの許認可などをめぐる汚職事件に発展する可能性もある。

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