産経ニュース

【暮らし替えの道しるべ】(14)片付けする前に写真を撮って現状把握を

ライフ ライフ

記事詳細

更新

【暮らし替えの道しるべ】
(14)片付けする前に写真を撮って現状把握を

 「私の家は物が多いですか?」

 お引っ越し予定のお客さまから最も聞かれることです。家族以外の人が押し入れや引き出しまで全て見ることはめったにありませんので、荷物の量を他と比較してほしいという気持ちは分かります。荷物は年々増えている、というのが実感です。

 15年ほど前は、3LDKのお宅で全ての小物家財を入れると段ボール80箱ほどでしたが、現在は120箱も珍しくなくなってきました。空っぽになったわが家を見て、「うちってこんなに広かったんですね」と思わず声に出してしまうお客さまが多くいます。

 お引っ越しをしなくても住まいや暮らしをリセットできる方法があります。それは、部屋を客観的に見て現状を把握することです。

 まず玄関を開けて外から写真を撮ります。リビングなど各部屋でも同じように撮影し、次にお客さまが座る位置のソファや椅子から写真を撮ります。すると、お客さまの目線で部屋の様子が分かります。

 例えば、椅子に座ったときに、キッチンの冷蔵庫の上に物が積み上がっている様子や食器棚の上のほこりが目についたり、立っているときには気づかない上方に視線が向けられたりすることもあります。現状把握ができたら、玄関から片付けていきましょう。

 玄関は住まいの印象を作る大事な場所です。季節に合わせた飾り物など視線が集中する見せ場を3つくらい作り、どうしても玄関に置きたいカギなどだけ最低限残します。同じ位置で写真を撮って、画像のビフォー・アフターを並べてみるとその違いに驚くでしょう。そしてもっと片付けたくなるはずです。この小さな成功体験を積み重ねていくことが片付けを続ける一つの原動力になります。(日本ホームステージング協会代表理事・杉之原冨士子)

「ライフ」のランキング