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相続税払い過ぎかも 5年以内なら還付も

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相続税払い過ぎかも 5年以内なら還付も

税理士法人「アレース」、保手浜洋介代表 税理士法人「アレース」、保手浜洋介代表

 財産の評価は、国税庁の財産評価基本通達などに基づいて行われる。相続財産で最も多いのは土地で、過払いが多いのも土地だ。土地の計算は複雑で、本来低く評価すべき土地を高く評価した結果、相続税を過払いしているケースが見られるという。

 保手浜代表は「土地は路線価や面積だけで単純に算定できるわけではない。土地の個性を勘案した評価が重要」と指摘する。

 ◆現地調査も必要

 過払いになりやすいのは、どんな土地だろうか。三角形の土地や、通路の奥に土地がある旗竿(はたざお)地などのいびつな土地などは、評価額を減額できる要素だという。

 29年12月末以前に相続税が発生した場合には、「広大地」も過払いの原因の可能性がある。その地域の一般的な宅地に比べて広大な土地の場合は、評価が減額できるからだ。

 保手浜代表は「適正な評価には、近くに墓地や鉄道路線の有無、騒音の状況など、現地に足を運んで確認することが必要。役所での調査も不可欠だ」と話す。

 アレースで手がけたある案件では、調査の結果、減額できるポイントの一つである「建築基準法上の道路ではない道路」と接していたことが分かり、当初支払っていた1200万円のうち、900万円が還付されたケースも。また、土地の相続税は税額が大きくなることが多く、最大2億円の還付となった案件もあったという。

 保手浜代表は「これから相続を考える人も、資産に詳しい税理士や、不動産鑑定士と連携している税理士事務所などに相談すると、適正な申告につながる可能性がある」と話している。

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