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「チームラボ」の2施設、東京に相次ぎオープン あいまいになる自分と世界の境界

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「チームラボ」の2施設、東京に相次ぎオープン あいまいになる自分と世界の境界

膝まで水につかって楽しむ作品「人と共に踊る鯉によって描かれる水面のドローイング」=東京・豊洲の「チームラボ プラネットTOKYO」 膝まで水につかって楽しむ作品「人と共に踊る鯉によって描かれる水面のドローイング」=東京・豊洲の「チームラボ プラネットTOKYO」

 「デジタルアート」を楽しむ2施設が東京の湾岸地区に相次ぎオープンし、人気を集めている。いずれも作品を手掛けるのは、デジタル技術を駆使し作品を生み出すクリエーター集団「チームラボ」だ。

 先月21日、お台場パレットタウン(江東区)に開館したのは「森ビル デジタルアート ミュージアム:エプソン チームラボ ボーダレス」。デジタルアートを常設する世界的にも珍しい美術館で、1万平方メートルの巨大空間に約50作品を展示。既に7月末までのチケットが完売する盛況ぶりで、約3割が海外からの来場者という。第2・4火曜休館。

 2020年秋までの期間限定で新豊洲駅(同区)近くにオープンしたのはデジタルアートのテーマパーク「チームラボ プラネッツTOKYO DMM.com」。来場者は入り口で靴を脱ぎ、裸足で7作品の幻想空間に没入するという趣向だ。

 光や映像に包まれる空間や、膝あたりまで水につかる作品も。来場者のふるまいに連動するような仕掛けもある。チームラボ代表の猪子寿之さんは「都会にいると、自分の身体と、取り巻く世界との間に無意識に境界を引いてしまう。境界をあいまいにすることで、自分と世界、自分と他者との関係を考え直すきっかけになれば」と狙いを語る。

 デジタルというとバーチャルで身体性の希薄な世界と考えがちだが、来場者の身体が入ることで作品が完成するのが面白い。こちらの施設は無休。閉館が深夜の午前1時(最終入場は零時)というのもユニークだ。(黒沢綾子)

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