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栗本薫さん未発表作発見「中島梓」名義で内省的な私小説

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栗本薫さん未発表作発見「中島梓」名義で内省的な私小説

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 平成21年に56歳で亡くなった作家の栗本薫さんが江戸川乱歩賞を受賞する直前の1970年代後半、中島梓の筆名で執筆しながら未発表となっていた小説の原稿が見つかった。小学館が11日、明らかにした。13日に同社が配信する「栗本薫・中島梓 傑作電子全集」第9巻に収録される。

 壮大な大河ファンタジー「グイン・サーガ」で知られる栗本さんには珍しい、純文学志向の内省的な私小説で、重度の障害があった弟を巡る苦悩、駆け出しの頃の焦燥感や葛藤がうかがえる。

 小学館によると、「ラザロの旅」と題された原稿は中島名義で評論活動を始めたばかりの昭和53年4~5月に執筆された。文芸評論家である25歳の「私」が物書きの道に進んだ自分自身の選択を見つめ、「書かなくては生きていけないようになっていた」と独白する。

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