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【第30回世界文化賞】5氏の受賞理由

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【第30回世界文化賞】
5氏の受賞理由

(左から)ピエール・アレシンスキー氏、中谷芙二子氏、クリスチャン・ド・ポルザンパルク氏 (左から)ピエール・アレシンスキー氏、中谷芙二子氏、クリスチャン・ド・ポルザンパルク氏

 ■ピエール・アレシンスキー氏 (絵画部門)

 70年ほど前のベルギーや北欧の前衛美術運動に参加して以来、絵画に対する情愛を一貫して持続。鮮やかな色彩と激しい筆遣いで、独自のスタイルを確立した。ヨーロッパ現代絵画に大きな影響を与え、90歳の今も活躍している点は称賛に値する。

 ■中谷芙二子氏 (彫刻部門)

 イサム・ノグチが彫刻を「大地の彫刻」へ、ジェームズ・タレルが「光の彫刻」へと拡大したなら、中谷氏はそれを、霧を使った「大気の彫刻」へと拡大したといえる。環境意識が高まる中、世界でもまれな「霧の彫刻家」として存在意義を高めている。

 ■クリスチャン・ド・ポルザンパルク氏 (建築部門)

 実践家としての建築家像を大きく変容させ、高い哲学性と芸術性を内在させた建築を強く志向する。コレージュ・ド・フランス(仏高等教育機関)の芸術創造講座で教授を務め、建築を「知の領域」の最先端に引き上げた点も評価される。

 ■リッカルド・ムーティ氏 (音楽部門)

 指揮者としての並外れた業績に加え、特にヴェルディ作品への貢献については歴史的価値がある。コンサートを通して多様な背景を持つ人々をつなぎ合わせる「友情の道プロジェクト」を約20年間も継続。若手音楽家の育成にも尽力している。

 ■カトリーヌ・ドヌーヴ氏 (演劇・映像部門)

 微妙な感情を表現する才能があり、世界の映画界で最も優れた女優の一人。ベネチア、ベルリンの両映画祭で女優賞を受賞。リスクを恐れず、癖のある役に果敢に挑戦して成功を収め、あらゆる層の観客に支持される。社会的発言でも注目されている。

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