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【聞きたい。】折原一さんの『ポストカプセル』 「歳月の重み」が生むドラマ

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 くしくもバブル崩壊前、昭和末期のデビューから今年30年を迎えた。

 「よく続いたなと。バブル崩壊後も出版界はバブルが続き、不況になった2000年ごろまでの蓄えで余裕ができた(笑)」「愚直に作風を変えなかったのもよかった。固定ファンがついてくれたので」と時代と読者への感謝も忘れない。

 平成5年に発表、現在文庫の『異人たちの館』が今春の本屋大賞で書店員がもっと売りたい既刊書籍「超発掘本」に選出された。推薦者は高校時代に同書を読んだ感激から書店員になったといい、選出に折原さんは「作品が人の人生も変えた驚き、うれしさも。30年続いたご褒美ですかね」。

 誰よりも歳月の重みを感じているか。(光文社・1700円+税)

 三保谷浩輝

                   

【プロフィル】折原一

 おりはら・いち 昭和26年、埼玉県生まれ。早大卒。会社員を経て63年、『五つの棺』でデビュー。平成7年、『沈黙の教室』で日本推理作家協会賞。

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