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アトピー性皮膚炎 食物アレルギーと関連研究も

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アトピー性皮膚炎 食物アレルギーと関連研究も

 皮膚にかゆい湿疹ができ、炎症を繰り返すアトピー性皮膚炎。症状をコントロールする標準的な治療法が普及し、近年は「ぶり返しを防ぎ、良い状態をいかに長く保つか」が重視されている。また、基本的な治療では症状が改善しない人に向けた新薬などが登場。アトピー性皮膚炎と食物アレルギーの関係性を示唆する研究も進んでいる。

                   

 ◆患者45万6000人

 厚生労働省の平成26年患者調査によると、アトピーの推定患者数は45万6000人。1~4歳の幼児が最も多いが、20~40代の成人もかなりいる。

 アトピーになると皮膚が乾燥してバリアー機能が低下し、アレルギーの原因物質や刺激が侵入しやすくなる。そうして起きた炎症でかゆくなった所をかくと皮膚バリアーはさらに壊れ、炎症が悪化する悪循環に陥る。

 治療の基本はバリアー機能改善のための「清潔・保湿」と、炎症を抑える2種類の塗り薬。5段階の強さがあるステロイド剤と、タクロリムス軟膏(なんこう)(免疫抑制剤)だ。

 日本皮膚科学会などで診療指針の策定に携わる佐伯秀久日本医大教授によると、「最初に強めのステロイドを使って素早く炎症を抑えた後、よりランクの低いステロイドから保湿のみへ切り替えていくのが治療のこつ」。

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