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【健康カフェ】(131)医師の執刀「女性だから」「高齢だから」は的外れ

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 糖尿病で通院する60代男性から、奥さまの手術について相談を受けました。奥さまの主治医は60代といい、男性は「偉い先生のようで、いろいろ聞きにくくて…。また、年を取ると手術の腕が落ちてくると思うのですが、大丈夫でしょうか?」と心配しています。

 外科手術は、集中力や手先の器用さが求められる面もあるだけに、外科医が60歳を過ぎると手術成績が落ちるのではないかと心配する人が結構います。また、女性の執刀医に対して「女性だから心配」という人もいまだにいます。

 米国の高齢者を対象にした手術で、外科医の年齢や性別と死亡率に関係があるかどうかを検証した研究結果が4月に発表されました。

 これによると、死亡率は、外科医の年齢が40歳未満は6・6%、40~49歳は6・5%、50~59歳は6・4%、60歳以上は6・3%と、年齢が上がるにしたがって0・1%ずつ低くなっていました。つまり、60歳以上と年齢が上の外科医の方が患者の死亡率は低かったのです。

 年を取れば通常、若いころに比べ、器用さや視力、集中力は落ちてくるものです。しかし、これらが衰えてきても、経験から得られる技術と知識の蓄積があれば、外科手術はうまく乗り切れることが、今回の結果から示唆されます。もちろん、年を取っても手術をする外科医は腕のいい人だけで、そうでない人はある程度の年齢になると手術から退いている可能性もあり、その結果として高齢の外科医の方が死亡率が低くなったのかもしれません。

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