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【激動ヨーロッパ】したたかEU…使い捨てプラ製品禁止は競争力強化の布石 海を守って世界もリード、新規制へ

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 このほか菓子類の袋や食品容器、タバコのフィルター、ウェットティッシュなど代替素材の確保が難しい製品は、ごみ処理費用の一部を製造業者が負担。どれも身近な製品だが、欧州委によると、釣り具・漁具も含め、規制対象の製品はEU域内の海のごみの7割を占めるという。

中国がごみ輸入禁止

 国連によると、世界の海に捨てられるプラスチックのごみは年800万トンで、流出量が多いのは中国などアジア。だが、欧州委のティメルマンス第1副委員長は「欧州は汚染に大きな影響を与えていなくても、問題解決で大きな貢献を果たせる」と意欲的だ。

 ただ、EUの積極姿勢の背景には欧州がここにきて抱えた問題も絡む。中国がプラスチックなど一部資源ごみの輸入を禁止したことだ。中国は長年、国内の資源不足を補うため、各地から資源ごみを輸入してリサイクルしてきた。だが、環境へのリスク軽減のため、今年から規制を始めた。

 EUは再利用のために収集した廃プラスチックの半分を輸出し、対中輸出は実にこのうちの8割以上を占めていた。東南アジアを中心に代わりの輸出先を模索するが、確保できなければ、域内のリサイクル率が3割以下と低いこともあり、廃プラがたまることになりかねない。対策を急ぐのはそうした事情もある。

世界を先導する好機

 欧州委が対策に乗り出すにあたって市民の意見を聞いたところ、95%が使い捨てプラスチック製品への対処は必要かつ緊急と答え、取り組みへの支持は高い。

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