産経ニュース

文科省が耐震化調査に「ブロック塀」追加へ 児童生徒の安全確保へ撤去も

ライフ ライフ

記事詳細

更新


文科省が耐震化調査に「ブロック塀」追加へ 児童生徒の安全確保へ撤去も

東京都武蔵野市の市立関前南小学校で、ブロック塀の撤去作業を行う作業員ら=22日 東京都武蔵野市の市立関前南小学校で、ブロック塀の撤去作業を行う作業員ら=22日

 文科省によると、全国の公立小中学校の校舎や体育館のうち、震度6強の地震に備えて耐震化された施設の割合は29年4月現在、98・8%だが、塀は調査対象になっていなかった。文科省の担当者は「児童生徒の滞在時間が長い校舎を優先して調査した」と説明。今回の地震で改めてブロック塀の危険性がクローズアップされたため、文科省はブロック塀を調査対象に追加する方向で検討している。

 ただ、学校現場での危険性の認識が低いことは否めない。高槻市の職員らは、女児が通っていた寿栄小のブロック塀が規定に適合していないことを全く認識していなかった。

 東京都立高校に20年以上勤務した元教諭は「職員会議や職員間の雑談などブロック塀の危険性が話題になったことは記憶にない。耐震化では、校舎やつり天井などがすぐに浮かぶ」。 また、校舎外での対策については「不審者対策に集中していた」とし、ブロック塀の倒壊事故は想定していなかったとする認識を示した。

     

 【ブロック塀についての建築基準法施行令】高さを2・2メートル以下に制限。内部を鉄筋で補強するほか、1・2メートルより高い場合は直角方向に「控え壁」を3・4メートル以内の間隔で取り付け、強度を確保するよう定めている。

「ライフ」のランキング