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次世代加速器ILC、日本の総力を挙げ誘致を 先端加速器科学技術推進協議会会長・西岡喬氏

西岡喬・先端加速器科学技術推進協議会会長=東京都港区(伊藤壽一郎撮影)
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 資源が乏しい日本は、科学技術で生きていかなくてはならない国だ。しかし、これまで大きく伸ばしてきた自動車や家電、情報通信などの産業は、残念ながら全て欧米の技術がベースの後追いだった。

 研究開発も同様だ。外国に追い付け追い越せでやってきたから、全く新しい独自のものに対する投資が遅れ、国際的に通じる研究や研究開発設備の分野で、日本がリードしてきたものは何一つない。

 唯一、突破口となる可能性があったのが国際熱核融合実験炉「ITER」の誘致構想だったが、結局、フランスに持っていかれた。日本全国が一つにまとまり、これをやるぞという機運にならなかった。だからILCは絶対に日本が総力を挙げて誘致しなくてはならない。

 ILCをやって初めて、科学技術立国の旗を高く掲げられるのではないかと思う。宇宙の成り立ちを探ることは、人類にとって究極の夢と挑戦だ。宇宙はどのようにできて、われわれはどこへ行くのか、私自身も非常に興味がある。

 実現すれば、産業への波及効果も大きい。新しい取り組みからは産業応用できる新しい知見が数多く出てくるだろうし、加速器の技術は使用済み核燃料の処理やがん治療、創薬などに幅広く応用できる。実に楽しみなプロジェクトだと思っている。 (談)

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