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見つめ直す「距離」 近くへの遠回り 日本・キューバ現代美術展

建築現場の足場を思わせる持田敦子の作品は存在感があり場の雰囲気を一変させている
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 カリブ海の島国、キューバへ日本人が移住してから今年で120年-。日本人とキューバ人の若手現代アーティストによる展覧会が、東京・南青山のスパイラルガーデンで開かれている。平和への希求やありのままの現実を反映した作品など、多様な表現を見ることができる。(渋沢和彦)

                   

 入り口付近の床に置かれたカーペット状の作品。緑を主に赤、黄、白の色彩の布きれが混じりあい、まるで草原のお花畑のようだ。昨年、伝統ある国際美術展、ベネチア・ビエンナーレのキューバ代表の一人に選ばれたレニエール・レイバ・ノボ(34)の作品。素材は軍服や衣服を切断して編み上げた。歩くこともでき、踏み込むとふかふかで心地よい。キューバは、2015年に米国との国交を回復し、関係改善を果たした。もう軍服は不要ということか。平和への強い思いがこもるようだ。

 日本との関係も深く、1898年に砂糖景気に乗って移住が始まり、この展覧会は「日本人キューバ移住120周年記念事業」として国際交流基金が企画した。ハバナ市のウィフレド・ラム現代美術センターで今春開催された「近くへの遠回り-日本・キューバ現代美術展」の帰国展で、両国のキュレーター(学芸員)が協力し、日本の7人とキューバの4人による作品を一部再構成して展示している。

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