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ダン・ブラウンさん新作推理小説「オリジン」 人類の起源とAI…大胆融合

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ダン・ブラウンさん新作推理小説「オリジン」 人類の起源とAI…大胆融合

新作『オリジン』の出版を機に来日した米作家のダン・ブラウンさん=5月28日、東京都千代田区 新作『オリジン』の出版を機に来日した米作家のダン・ブラウンさん=5月28日、東京都千代田区

 1964年、米国生まれ。父は数学者、母は宗教音楽家で、「科学と宗教のはざまで混乱した幼少期を過ごした」と振り返る。英語教師から作家に転身し、代表作の「ラングドン」シリーズは『オリジン』で5作目。宗教と科学の対立というデリケートな話題を、初期作品から書き続けている。

 「私にとって小説を書くことは、その2つの相互作用を探求する手段なのです」

 フリーメイソンなど実在の団体を小説に登場させ、読者の好奇心をかき立てる手法が話題を呼ぶ。「実在の団体を出すことで、(物語への)関心や適応性が高まる。(ファンからは)『ノンフィクション読者のためのフィクション』だといわれています」

 出世作の『ダ・ヴィンチ-』は、キリスト教の異説を物語に織り込んでいることもあり、出版後は宗教関係者から批判も相次いだ。

 「私の作品には、決して褒め言葉ではない記述もあります。ただ、私は報道されたニュースを基に、できるだけ公平に書くことを心がけています。配慮しつつ批判的になることは十分可能です」

 『オリジン』には、極めて人間に近いAIが登場し、近い将来に人類とAIがどう“共存”していくかの可能性を提示する。「AIが人類を滅ぼすと思う人は多いけれど、核兵器があっても人類はまだ存在しています。私は楽観的な人間です。AIは管理可能だし、どの技術よりも多大な影響を人類に与えるでしょう」

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