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【ゆうゆうLife】高齢者の薬の飲み合わせ、入院を機に見直しも 10種類服用「以前から多いと思っていた」

薬剤師と打ち合わせをする矢吹拓医長(左)=宇都宮市の国立病院機構栃木医療センター
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 高齢になって持病が増えると、診療科も薬も増える。その結果、薬の飲み合わせによる健康被害も起きやすくなる。注意が特に必要な薬もあり、厚生労働省は5月末、適正使用の指針を医療職向けに通知した。患者としては、かかりつけ医やかかりつけ薬剤師に、服薬を一元管理してもらうのが健康被害を防ぐ第一歩となる。入院や施設入所など、薬を整理しやすい機会をとらえ、一元管理を実行する動きも出てきている。(佐藤好美)

 病院側が薬の見直しを提案

 宇都宮市の国立病院機構栃木医療センターに入院中の男性(85)は5月末、同センターの「ポリファーマシー外来」で、矢吹拓内科医長の診察を受けた。「ポリファーマシー」は、健康被害を招く多剤併用のことだ。

 男性は脳血管障害で入院する前から、約10種類の薬を服用していた。入院で新しい薬も必要になり、病院側が薬の見直しを提案した。

 長女(50)は「薬の中には、前の前の病院に入院したときから飲んでいたものや、症状が治まったのに飲み続けていたものもあり、以前から多いと思っていた。かかりつけの先生に聞けばよかったのかもしれないが、なかなか言い出せなかった」という。

 矢吹医長は一剤一剤について説明し、いくつかの薬剤の服用をやめることを提案した。症状や検査結果などから、アルツハイマー型認知症の薬、利尿剤や貧血の薬などは必要性が薄いと考えられたからだ。

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