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【話の肖像画】スポーツキャスター・女優 大林素子(5) 東京五輪開会式に「演技者」として

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 その一方で、無理はしない。若い頃に比べると、間違いなく体力は落ちています。徹夜はこたえるし、二日酔いもなかなか治らない。肌も衰えてくる。年を重ねるということをすごく感じるようになったのです。そう考えると、ご飯や飲み会に誘われてもきっぱりと断る。明日のために寝た方がいい。「断捨離(だんしゃり)」もやるし、付き合いが悪くなった、って言われますが、私にとっては、やるべきことの「優先順位」を決めたということなんですよ。

 結婚ですか? それを「女性の幸せ」ということには抵抗がありますね。結婚をその枠に入れてほしくない。それが女性の幸せかと問われたら、私の中にはないし、そうしたくくりでは考えない。結婚しなくても私は十分幸せですから。

 ただ一つだけ、子供が大好きなので、出産のチャンスについては「かなえられそうにない」という思いがあります。出産こそ、女性にしかできないことですからね…。

 〈バレーボールと芸能の世界。まったく違う人生を2つ分歩んできた〉

 うーん、自分というものを冷徹に見つめて、今置かれている立場を知り、たどり着きたい目標に向けて、やるべきことをやる。同じですよ。そうした意味で私はブレたことがありません。

 でも時代の違いは感じますよ。私たちのころにはアスリートをチームや協会が守ってくれた。今のアスリートは現役中からサービス精神旺盛にせざるを得なくて、少し軽く見られてしまっている気がします。競技に注力できるように守ってあげるのも、私の役目かもしれません。(聞き手 喜多由浩)

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