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女優・名取裕子さん、ゴールデンエイジを仲間たちと楽しむ

女優、名取裕子さん
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 「2時間ドラマの女王」として知られる女優、名取裕子さん(60)は、一人暮らしを続けるなかで、同世代の仲間たちとの時間を大切にしている。仲間の存在こそが60代から70代の「ゴールデンエイジ」を充実させるカギだという。

 ◆70歳は人生の花盛り

 終活を意識する世代って70歳前後だと思いますが、私はこの世代はまさに「ゴールデンエイジ」だと思っています。平均寿命が延びて、今は80歳になってもかっこいい人がたくさんいます。昔「ロマンスグレー」という言葉がはやりましたが、今のロマンスグレーは80歳ぐらいではないでしょうか。

 70歳ぐらいまでは人生の花盛り。職人さんなら70代、80代は一番いい仕事を残せる時期でしょう。サラリーマンは会社で経験と知識を積み重ねてピークになるのが60歳ごろなのに、そこで定年なんてもったいないと思います。一番実りがあって、これからってときなのに。

 ◆耳に残る父の言葉

 私は14歳のときに母を亡くしました。父はその後再婚して、平成8年に他界するのですが、亡くなる直前に「あの結婚は失敗だった」とつぶやいたんです。

 父の晩年、継母はアルツハイマーの初期症状が出始めて、父の看病ができなかったんです。ですから、私が仕事を終えて父のところへ行き、顔や体を拭いて、お茶を飲ませるなどしていると、気持ちよかったんでしょうね。ふと「失敗だった」という言葉が出たんです。

 多くの人はたとえ失敗したと分かっていても、最終的には「これでよかった」と自分を納得させて旅立つのではないでしょうか。「ああ、失敗しちゃった」と言って亡くなるなんて、人間くさくてとてもチャーミングですよね。

 でも実際には、継母とは25年も仲良く結婚生活を続けてきたわけで、「失敗もあるよ、それを含めて人生だよ」と身をもって教えてくれた気がします。

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