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ベトナム国賓招き宮中晩餐会 陛下のお言葉全文

宮中晩さん会で、お言葉を述べられる天皇陛下。左はベトナムのチャン・ダイ・クアン国家主席=30日夜、皇居・宮殿「豊明殿」(代表撮影)
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 天皇陛下は30日夜、ベトナムのチャン・ダイ・クアン国家主席夫妻を国賓として招いた宮中晩餐(ばんさん)会で、お言葉を述べられた。全文は以下の通り。

     

 この度、ベトナム社会主義共和国主席チャン・ダイ・クアン閣下が、令夫人と共に、国賓として我が国を御訪問になりましたことに対し、心から歓迎の意を表します。ここに、今夕を共に過ごしますことを、誠に喜ばしく思います。

 昨年春、皇后と共に、国賓として初めて貴国を訪問いたしました。国家主席閣下及び令夫人から大変心のこもったおもてなしを頂き、また、広く貴国民から温かい歓迎を受けたことが、今も思い起こされます。ここに改めて感謝の意を表します。

 貴国では首都ハノイと古都フエを訪れ、日越両国の古くからの交流の歩みに触れることができました。八世紀に貴国から我が国に伝えられた楽舞は、今も我が国の雅楽の中で林邑(りんゆう)楽として残されていますが、フエにおいて、その楽舞を源流とするニャーニャックを阮(グエン)朝時代の王宮で鑑賞しました。また、二十世紀初頭に「東遊(ドンズー)運動」を興し、多くの貴国青年を日本留学に導いたファン・ボイ・チャウ氏の記念館を訪問し、その足跡をたどることができました。それに先立ちハノイにおいては、残留日本兵の人たちが戦後何年かにわたり、生活を共にしたベトナム人家族の人々に会い、現在に至るまで続いている日本との交流について聞く機会もありました。この残留日本兵の人たちは、第二次世界大戦後もベトナムに残って、貴国のフランスからの独立戦争を共に戦い、その後もベトナム人家族との生活を続けましたが、ある時期に当時の事情からその家族を残して日本へ帰国せざるを得なくなった人たちでした。

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