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【がん電話相談から】肺腺がん再発、治療法は?

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 Q 68歳の男性です。検診で右肺に影が見つかり、気管支鏡、PET検査でがんが疑われたので、10カ月前に胸腔(きょうくう)鏡下手術で切除しました。1~2センチのがんが2つあり、肺腺がんの診断でした。2カ月に1度、経過観察してきましたが、3カ月前、右中葉に2センチのがんが1つ見つかりました。化学療法「カルボプラチン+アリムタ」を2回行いましたが、1カ月前のCT(コンピューター断層撮影)検査で3センチに増大。次の治療として、オプジーボを提案されています。治療の選択肢はほかにありませんか。放射線、重粒子線治療は可能でしょうか。

 A 手術後、新たにがんが見つかった場合、手術の時点ですでに転移し、体の中に潜んでいた、その潜んでいたがんが見えるようになった-つまり再発したと考えられます。そのため、再発部分を再度手術で切除しても、再びどこかに出てくる可能性があります。放射線治療も目に見えるがんに対して放射線を照射する治療です。重粒子線、陽子線(粒子線)、X線と種類はいろいろありますが、手術同様、そこだけ治療しても、再びどこかに出てくる可能性があります。再発に対しては、抗がん剤によって目に見えないがん細胞を抑える全身療法が適しています。

 「カルボプラチン+アリムタ」で効果が見られなかったので、2次治療では、異なる作用機序をもつ薬が望ましいです。免疫チェックポイント阻害薬のオプジーボは、免疫作用を活性化してがんを攻撃する薬です。PD-L1抗体が発現していると効きやすいといわれています。

 Q オプジーボ以外ではだめ?

 A 主治医がオプジーボを提案しているのは、おそらくPD-L1抗体検査で陽性だったからでしょう。その場合、ほかの抗がん剤より効果が高いと考えられるので、現時点でオプジーボを選択するのは、一般的な考え方です。

                    

 回答には、がん研有明病院の西尾誠人呼吸器内科部長が当たりました。カウンセラーによる「がん電話相談」(協力:がん研究会、アフラック、産経新聞社)は、(電)03・5531・0110。月~木曜日(祝日は除く)午前11時~午後3時。相談が本欄に掲載されることがあります。

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