PR

ライフ ライフ

【テクノロジー最前線】これが次世代通信「5G」の実力だ レース車、ドローン、ロボットで検証 開始まで2年

新日鉄住金ソリューションズが開発中の、次世代移動通信「5G」回線を使い、体の動きで遠隔操作するロボット=23日、東京ビッグサイト
Messenger

 無線通信技術の総合イベント「ワイヤレスジャパン」が25日まで東京・有明の東京ビッグサイトで開かれ、会場の展示からは2020年のサービス開始が予定されている次世代移動通信「5G」へ向けた技術開発の着実な歩みがうかがえた。

 5Gは、現在の4Gと比べ100倍程度の高速・大容量通信が可能になると想定されている。実際にそれだけのデータを移動しながら送受信できるのか、さらに基地局をまたぐハンドオーバーがスムーズに行えるのか。東京五輪と同様にあと2年を控え、実地での技術実証がまさに佳境に入っている。

 時速300キロ-。4K動画という高速・大容量データが過酷な条件でも途切れず送れるかどうかを確認する実験は、NTTドコモが、4月上旬に茨城県つくば市にある日本自動車研究所のテストコースで、日産のGTRを改造して行った。実験では、周波数候補の一つである4Gよりも約10倍高い28ギガヘルツ帯を使用。この電波は直進性が強いという特徴があり、基地局側と自動車側の両方に電波の向きを最適化する機能を搭載し、現在の移動通信「LTE」より一桁高速な毎秒1・1ギガビットの通信に成功した。2つの基地局を切り替えるハンドオーバーも無事にクリアした。

 さらに、NTTドコモでは、垂直に上昇して水平方向にも高速に滑空できる「VTOL(ブイトール=垂直離着陸機)」型のドローンを使用して、高速に飛行する機体で撮影した動画をLTE回線を使ってサーバーに送る実験に3月中旬、成功した。ソニーとロボットベンチャーのZMP(東京)が出資するエアロセンス(東京)の最高時速130キロの機体を使用。福岡市の博多港から約15キロ沖の玄界島周辺で、平均時速90キロで飛行し、HD(高精細度)で毎秒30フレームの動画を、LTE回線を用いてサーバーに転送することに成功した。

続きを読む

あなたへのおすすめ

PR

PR

PR

PR

ランキング

ブランドコンテンツ