PR

ライフ ライフ

【くらしナビ】難治アトピーに初のバイオ医薬品 適切な治療法、改善への第一歩

Messenger

 かゆみを伴う湿疹を繰り返すアトピー性皮膚炎は、既存の治療を適切に行えば平穏な日常生活を送ることが可能だ。さらに4月には既存治療でコントロールが難しかった症例を大きく改善させる治療薬が発売され、新たな可能性も広がった。改めて正しい治療法を理解し、快適な暮らしに第一歩を踏み出そう。(谷口康雄)

 ◆主に3つの症状

 アトピー性皮膚炎はアレルギー炎症など免疫・アレルギー異常、皮膚のバリア破壊(機能低下)、かゆみの3つの症状(病態)に分けられる。体内に侵入したアレルギー物質に免疫細胞が過剰に反応し、放出したタンパク質が皮膚細胞などの受容体と結合して炎症反応が起こる。皮膚は炎症によってバリア機能を低下させて知覚神経が刺激を受けやすくなり、かゆみが生じる。3つは相互に関連して負の循環を招く。

 塗り薬のステロイド外用剤などでアレルギー炎症を抑え、バリア機能を保湿剤や保護剤で守り、かゆみに内服の抗ヒスタミン剤で対処するなど薬物治療は3つの側面から行われる。さらにシャワーで清潔を保つなどのスキンケア、悪化因子となるダニやほこりを掃除で取り除くなどの対策を合わせたものが標準治療となっている。十分な治療効果が得られないのは、ステロイド外用剤を適切に使っていない例が多いとされる。

 NTT東日本関東病院皮膚科の五十嵐敦之(あつゆき)部長は「1990年代にステロイド外用剤に対する誤った理解が広まり、それが今も尾を引いています。専門医などスキル(技能)のある医師が処方すれば問題はなく、ほとんどの場合は症状が改善されます」と説明し、症状に合った強度の薬が十分に使われていないケースが多いと指摘する。

続きを読む

あなたへのおすすめ

PR

PR

PR

PR

ランキング

ブランドコンテンツ