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【世界のかたち、日本のかたち】まっとうな国への条件 北朝鮮は拉致問題の解決なく体制の安全保証はない 大阪大教授・坂元一哉

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 前回のこのコラム(3月19日付)で私は、朝鮮半島非核化に希望が見えてきたと書いた。

 それから2カ月、関係諸国のめまぐるしい外交駆け引きが続いている。金正恩・朝鮮労働党委員長の2度にわたる電撃訪中(習近平国家主席との首脳会談)、金委員長と文在寅・韓国大統領の南北首脳会談(「板門店宣言」を発出)、ポンペオCIA(中央情報局)長官の極秘訪朝(同氏は現在の国務長官としても訪朝)、そして日米首脳会談などである。

 史上初の米朝首脳会談は6月12日、シンガポールでの開催が予定されている。実現すれば北朝鮮の非核化にめどがつく、と考えてよいだろう。

 では、日本にとって非核化と並び非常に重要な課題である、拉致問題の解決はどうか。私はこれも、進展が期待できるだろうと思う。

 たしかに北朝鮮のメディアは、拉致問題は解決ずみとか、安倍晋三首相は「1億年たっても」北朝鮮の土を踏めぬ、などと牽制(けんせい)している。だが、つい3カ月前には「海の水が干上がっても」非核化はない、といっていた彼らの言葉である。まじめに受け取る必要はない。

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