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【老舗あり】永楽屋 細辻伊兵衛商店 京都市中京区 歴史生かした手ぬぐい 倒産の危機乗り越えて

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【老舗あり】
永楽屋 細辻伊兵衛商店 京都市中京区 歴史生かした手ぬぐい 倒産の危機乗り越えて

綿布商「永楽屋 細辻伊兵衛商店」の本店=京都市中京区 綿布商「永楽屋 細辻伊兵衛商店」の本店=京都市中京区

 金閣寺や舞妓(まいこ)といった京都らしい絵柄が染め抜かれ、京土産として人気の手ぬぐい。販売するのは、400年以上の歴史を持つ「永楽屋 細辻伊兵衛(いへえ)商店」(京都市中京区)だ。日本最古の綿布(めんぷ)商だが、2度の大火など数々の困難に直面し、倒産の危機もあった。こうした中で主力商品となった手ぬぐいには、「老舗の強み」を生かした秘策が隠されていた。

 古くから繊維問屋街として知られる京都・室町通の一角に建つ永楽屋。店頭には、モダンな図柄で色鮮やかな手ぬぐいが並び、額に入れた商品はまるで絵画のようだ。

 永楽屋は戦国時代に織田信長の御用商人を務め、「永楽屋」の屋号と「細辻」の姓を受けた。江戸時代初期の元和元(1615)年、庶民向けに木綿を扱う綿布商として創業。大富豪といわれるまでに成長した。

 タオルで再起も業績不振

 「決して順風満帆な400年ではなかったんですよ」。14代当主の細辻伊兵衛社長(53)は振り返る。幕末までに店は火災で2度も焼失。明治初期に再建したが、第二次大戦中には建物疎開で解体され、閉店状態が続いた。

 戦後は贈答用タオルを主力商品に業績を伸ばしたが、海外ブランドの参入で業績不振に陥った。

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