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「ヌード」展で改めて考えた 「裸」はどこまで芸術か…時代に揺れる“境界”

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 ふざけていると思いきや、結構、深い。「芸術新潮」(新潮社)4月号でコラムニストの辛酸(しんさん)なめ子さんと対談したみうらさんは、こう指摘している。

 「芸術といえども、実は何でもありじゃないんですよね。ランジェリーは芸術から除外されてる。だから『はかせたろう』をすると、その作品が一気に芸術じゃなくなるんです」

 名画の中のヌードは古代の裸体像のように普遍的な美をまとうが、下着をはかせた途端、生活感が出るというのか、芸術としてのオーラを失う。不思議だ。

 英国の美術史家、ケネス・クラーク(1903~1983年)は著書の中で、衣服をはぎ取った状態である「裸(naked)」と「ヌード(nude)」の違いを説明し、芸術が「裸」をいかに「ヌード」へ昇華させたか熱を込めて説明している。(文化部 黒沢綾子)

 「ヌード NUDE-英国テート・コレクションより」は6月24日まで、木曜休。一般1600円。(電)03.5777・8600

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