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【強制不妊一斉提訴】「勇気を持って名乗り出て」実名で提訴 札幌市の小島喜久夫さん

「悔しい」。強制不妊手術をめぐり、札幌地裁に提訴後に記者会見する小島喜久夫さんと妻の麗子さん=17日、札幌市(杉浦美香撮影)
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 「ずっと苦しめられてきた。勇気を持って名乗り出てほしい」-。17日、全国3カ所で提訴した強制不妊手術訴訟。全国でただ一人、実名で札幌地裁に提訴した札幌市北区の小島喜久夫さん(76)は提訴後の記者会見で、同じ境遇の人たちに訴訟の参加を呼びかけた。

 小島さんは妻の麗子さん(75)、弁護団とともに記者会見に応じた。

 「最初は自分のことを言い出すのも嫌でしたが妻に支えられて相談ダイヤルに電話した」と振り返った。

 小島さんは養父母に育てられたが弟や妹が生まれ、養父母の態度が冷たくなり、反抗心で生活が荒れるようになった。

 2歳のころポリオ(小児まひ)にかかり、右足に障害が残った。旧優生保護法の対象となる遺伝性の疾患はないが19歳のころ、警察官に札幌市内の精神科に連れていかれ「精神分裂病」を理由に不妊手術を受けさせられた。手術の記録は残っていないが、身体には手術の痕があるという。

 このことは妻にも話していなかったが、宮城県の女性が強制不妊手術を巡り訴訟を起こすということを知り、麗子さんに打ち明けた。

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