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【ゆうゆうLife】始まる「がんゲノム医療」(下)血液で細胞の変異把握

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 がん細胞の遺伝子変異などは、病気の進行や抗がん剤の使用で変化することが知られている。以前は効いていた抗がん剤が、ある時期から効かなくなることがあるのは、そのためだ。その時々の情報を血液検査で得られれば、患者の最新の状態に基づいて、効く抗がん剤をタイムリーに選ぶことができる。

 吉野科長は、「今は、患者のがんが、手術で腫瘍組織を取った何年も前と同じだと信じて治療をしている。だが、血液で検査できれば、最も勢いのある遺伝子異常を把握でき、その最新の情報に基づいて薬剤を選べる。その時々でがんの状態にフィットした治療に切り替えていくことができる」と期待している。

                  

 ■大腸がんに乳がんの薬を選択

 関東地方に住む主婦、鈴木明子さん(54)=仮名=は国立がん研究センター東病院で、リキッドバイオプシーの研究に参加した最初の一人だ。4年前、大腸がんと診断された。

 がんが見つかったときにはすでに肝臓と肺に転移があり、主治医から「がんが消えることはありません」と言われた。鈴木さんは母親を肺がんで亡くしており、「がん=(イコール)死」のイメージがあった。「一生つきあっていくのかな。一生が短いのかもしれないけれど、と覚悟した」という。

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