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繰り返される給食牛乳の異臭問題 「場所・時期で味違う」理解進まず

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 食品をめぐる問題に詳しい「食の安全・安心財団」の唐木英明理事長は「成分を調整していない牛乳は、野菜や果物と同じ農産物だが、加工食品と誤解している人は多い」と指摘。加工食品は、色や味、におい、大きさ、包装はすべて同じで、消費者はその規格から外れたものを「おかしい」と感じる。

 一方、農産物は収穫された場所や時期によって味や大きさに違い(個性)があり、おいしかったりおいしくなかったりの当たりはずれがあっても、消費者は当然のことと受け止めるだろう。唐木理事長は「昔の人は牛乳が農産物であり、個性があることを誰もが知っていたが、生産地と消費地が離れている今は誤解も仕方がないのでしょうね」。

 ◆出張授業で食育

 ただ、今年4月に茨城県であった同様の事例では、牛乳を調べたところ製造業者が誤って洗浄液を混入していたことが判明。幸い健康被害は出なかったが、安全性ではアウトだった。

 においや味は食品の腐敗などを知る手がかりだ。子供たちの訴えをむげにすることは決してできず、「気のせい」「産地の違い」を強調し過ぎると、真の異常の見落としにもつながりかねない。

 明治は「牛乳」について理解を深めてもらおうと、18年から出張授業による食育活動を行っている。小学校を中心に行う牛乳をテーマにした「みるく教室」は、29年度に全国で約1400回実施し、農産物としての特性などを分かりやすく伝えている。

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