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30回目の「世界文化賞」へ 選考は真剣勝負、白熱の議論

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 過去29回の受賞者総数149人のうち当初は欧米出身者が中心だったが、近年はアジア、アフリカからが増えた。調査は全世界の芸術家や団体を対象に行われ、1月から2月にそれぞれ各部門ごとに3、4人の候補者リストが各国の国際顧問から寄せられる。リストを元に、日本美術協会が設置する日本の選考委員会(5部門計26人)を開催。誰が受賞者に決まるのか、緊張する瞬間だ。

 選考委員のメンバーには、美術評論家で大原美術館の高階秀爾(しゅうじ)館長(絵画・彫刻部門)ら各部門で一流の専門家が名を連ねる。毎回、名実ともに世界的なアーティストを選出。「どんな候補者がリストに入るのかわくわくしています。しかし、選ぶのは真剣勝負です」と高階館長が話すように、白熱した議論は2時間を超えることも珍しくない。

「純粋な賞」に注目

 世界文化賞の選考基準は「顕著な実績を持ち現在活躍し、将来の業績を嘱望される芸術家であること」(同協会事務局)。具体的な選考経過は秘密とされ、最終的に理事会により受賞者が決定される。

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