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30回目の「世界文化賞」へ 選考は真剣勝負、白熱の議論

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30回目の「世界文化賞」へ 選考は真剣勝負、白熱の議論

記念撮影に応じる第29回受賞者たち。(左から)ミハイル・バリシニコフ、ユッスー・ンドゥール、シリン・ネシャット、ラファエル・モネオ、エル・アナツイの各氏=平成29年10月17日、東京・虎ノ門のホテルオークラ東京(福島範和撮影) 記念撮影に応じる第29回受賞者たち。(左から)ミハイル・バリシニコフ、ユッスー・ンドゥール、シリン・ネシャット、ラファエル・モネオ、エル・アナツイの各氏=平成29年10月17日、東京・虎ノ門のホテルオークラ東京(福島範和撮影)

 今年30回目を迎える「高松宮殿下記念世界文化賞」。優れた芸術の世界的な創造者たちを顕彰するため、公益財団法人日本美術協会(総裁・常陸宮さま)が昭和63年5月19日に東京都内で会合を開き、創設を決めた。芸術分野全般を対象にした日本初の国際顕彰の受賞者はどう選ばれてきたのか。選考に至る1年を振りかえる。(渋沢和彦)

世界から“贈り物”

 毎年新年には、世界から大量の“贈り物”が東京に届く。世界文化賞の候補者リストだ。対象は、絵画▽彫刻▽建築▽音楽▽演劇・映像の5部門。選考は、6カ国6人の国際顧問のもとに設置された各部門の専門家からなる推薦委員会が、候補者リストを作るところから始まる。

 歴代の国際顧問には、フランスのシラク元大統領や、西ドイツのヘルムート・シュミット元首相、統合ドイツ元初代大統領のリヒャルト・フォン・ワイツゼッカー氏らそうそうたる世界のリーダーが携わってきた。

 「芸術は最も広い意味で国際理解への最もやさしい道。この賞は人間の創造力を最も良く発揮して協力する機会を与えてくれる」(昭和63年、シュミット元西独首相)との言葉が世界文化賞の意味を示している。

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