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【解答乱麻】学び続ける楽しさ 参院議員・山谷えり子

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 もう一人は卒寿の書道の師で「あっという間に90歳は来てしまいますよ。しっかりしないとね。皆さん“美”を探し続けましょうね」と鈴のような美しい声でおっしゃられた。

 そして、92歳のお料理の師は「自然の筋道の通った料理を作りなさい。私はまだまだ長生きして皆さんを叱り続けます。そしていよいよの時は“ありがとう!”とにっこり笑っていきますよ」と皆を大爆笑させた。

 学び続け、またそれを社会に還元させることは優れて人間らしいことである。こうしたことすべてのベースには学ぶことは楽しい、良いことだという心の基底があると考えるが、複数の教育関係者からその基盤が今危うくなっているとも言われた。初等・中等教育における読解力の低下ならびに“学べばより良い人生が過ごせる”という、学習の前提となる考え方を持たない子供たちが増えているというのである。

 一日何時間もスマホを手に、瞬時に変化し流れる画面を見続けていては“道を求める心”などと言っても確かにピンとこないのかもしれない。

 さて、この原稿を書いている私の横で小学2年生になった孫が、新しい教科書をうれしそうに開いている。フレッシュな2年生の心の中で、本への愛着が育ち、100歳超えても心がみずみずしくあるように、「こくご」の教科書を新緑の季節の中、孫とともに読了する挑戦をささやかながらもしてみることをバァバとして決意した。

                  

【プロフィル】山谷えり子(やまたに・えりこ) サンケイリビング新聞編集長、国務大臣(国家公安委員長・拉致問題担当相)など歴任。1男2女の母。

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