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【100歳時代プロジェクト】「仕事に追われて」元気に 京大元総長・井村裕夫氏 87歳、第一線で活躍

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【100歳時代プロジェクト】
「仕事に追われて」元気に 京大元総長・井村裕夫氏 87歳、第一線で活躍

「低体重で生まれた人は注意を」と語る井村裕夫京大元総長 =京都市下京区の稲盛財団 「低体重で生まれた人は注意を」と語る井村裕夫京大元総長 =京都市下京区の稲盛財団

 そして「第三の職業」として、総長を退任した翌年の10年、首相が議長を務め、政府に科学技術政策を提言する「科学技術会議」(現在の総合科学技術・イノベーション会議)の常勤議員就任を依頼され、67歳から約6年間、東京に単身赴任し国の政策立案に携わるなど多忙を極めた。

 だが、「新たな分野の仕事をするためには一から勉強しなければならず、それが刺激となって健康維持につながっている」という。今年2月には人生の集大成として、300ページを超す著書「医の心」(京都通信社)を刊行した。

 ◆「新たな取り組み」を

 寿命が延びた現在、60歳以降の人生は長く、井村氏は「2度目の勤労期ととらえ、仕事でも趣味でもいいので、新たなことに取り組むことを勧める」と話す。

 定年廃止などの施策が考えられるが「年功序列の現状のまま定年廃止したのでは若い人の芽を摘み、活力が落ちる」。そのため「新たな取り組みへの勉強のための支援、例えば60歳で大学に入る支援制度などを国は考えるべきだ」と訴える。

 元気の源泉は仕事だけではない。井村氏は現在、毎日のウオーキングのほか、週2回、ジムに通い筋トレを続ける。「健診データで他の人と違った弱点を把握し、食事などの生活習慣に注意してほしい」

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