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【原発最前線】審査打ち切り危機の「東海第2原発」に“明日”はあるか 規制委の視察ルポ

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【原発最前線】
審査打ち切り危機の「東海第2原発」に“明日”はあるか 規制委の視察ルポ

東海第2原発の火山灰対策について説明を受ける原子力規制委員会の山中伸介委員(中央)=5月11日、茨城県東海村(代表撮影) 東海第2原発の火山灰対策について説明を受ける原子力規制委員会の山中伸介委員(中央)=5月11日、茨城県東海村(代表撮影)

「一つ一つ進んでいる」と原電

 山中氏に続いて取材に応じた原電の和智信隆常務は、山中氏が「状況は変わっていない」としたことについて「いろんな形で(規制委に)説明しているので、正直、もう少し進んでいると思っていた」としつつ、「再度危機感を募らせて取り組んでいきたい」と述べた。実証試験については「いくつかのものについてはまだ試験をしている状況だが、一つ一つ進んでいる」とし、「報告は6月末を目指しているが、実験の途中経過を含めて、説明できるものから速やかに行い、規制委と見通し感を共有したい」と訴えた。

 更田氏が示した「期限」は近い。審査打ち切りとなれば、平成26年5月に設置変更許可を申請して以来の原電、規制委双方の労力が水泡に帰す。誰もそれを望んではいないだろう。

東海第2原発 日本原子力発電の沸騰水型軽水炉(BWR)。日本初の大型原発として昭和48年に着工、53年に営業運転を開始した。原電によると、BWR1基として国内最高の総発電電力量の記録を保持している。他のBWRには東京電力福島原発、同柏崎刈羽原発などがあり、BWRでは柏崎刈羽原発6、7号機が昨年12月、初めて新規制基準の適合性審査に合格した。

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