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里山の木で新入生に机 岐阜の児童手作り

地元の里山に群生するアベマキで作った学習机=岐阜県美濃加茂市の山之上小学校
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 岐阜県美濃加茂市の里山に群生する広葉樹、アベマキを使い、市と市立山之上小の児童が新入生のために学習机を作っている。木の伐採や製材を見学し、天板の加工を体験。里山の活用も兼ねており、市は「先輩が作った地元産の机に愛着を持って使ってほしい」と願いを込めている。

 3月中旬、校内に電動ドリルの音が響いた。6年生22人が順番にドリルを握り、金属製の机の脚と新品の天板をネジで留めた。作業は約30分で終わり、新1年生と転校生を迎える机25台がずらりと並んだ。

 児童は5年生だった平成29年2月から約1年かけ、学校近くの里山で木の伐採や、角材を接着させて集成材にする工程を見学。天板の表面を磨き、角を丸くする作業も手伝った。机の脚は、6年生の机から天板を取り外して再利用している。市農林課の山田夕紀さん(47)は「地域の資源を活用し、無駄になるものが一つもない」と強調する。

 アベマキは乾燥させると変形しやすく、用材には向かない。山田さんが用途に悩み、岐阜市の木工作家、和田賢治さん(36)に相談したところ「『堅い』という特徴が学校机にぴったりなのでは」と勧められた。山之上小では27年から、総合学習の授業で机作りを始め、現在1~3年生がアベマキの机で勉強している。

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