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【話の肖像画】野球解説者・佐々木信也(1)甲子園に寝泊まりして優勝

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 準決勝で対戦した市立高松一高(香川)には、後に西鉄(現西武)で活躍する中西太がいた。とにかく打球がすごい。面構えも。2安打されたが、満塁で彼に回らなくて良かった。延長十回に、うちの6番・宝性一生さんのサヨナラ打で勝ちました。準々決勝の松本市立高(現長野県立松本美須々ケ丘高)戦では7番打者の私がサヨナラヒット。決勝の県立岐阜高戦は5-3で勝利したが、宝性さんが3度、私が2度ホームを踏んでおり、甲子園では下位打線の2人がラッキーボーイとなりました。

 湘南高の全国制覇は「無欲の勝利」とたたえられたが、ベストを尽くしているうちに神様が味方をしてくれたという感じかな。父は「まともにぶつかったら勝てそうにないチームが4校あった」と後に語っていた。それが全部決勝戦へ来るまでに負けてくれたのだから、ついていたともいえます。

 大学は父や、野球を教わった別当さんらのいた慶応一本に絞って受験勉強し、合格しました。(聞き手 三浦馨)

                  ◇

【プロフィル】佐々木信也

 ささき・しんや 昭和8年、東京都生まれ。24年に神奈川県立湘南高の1年生外野手として夏の甲子園大会で優勝。慶応大では内野手として活躍し、4年で主将に。31年にプロ野球パ・リーグの高橋ユニオンズへ入団。34年限りで大毎オリオンズを戦力外となり、26歳で野球解説者へ転身。51年からフジテレビで放映が始まった「プロ野球ニュース」の初代メインキャスターとして人気を博し、63年まで12年もの間務めた。

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