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【100歳時代プロジェクト】ゴルフで記憶力が改善 気持ち前向き、教室普及へ

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【100歳時代プロジェクト】
ゴルフで記憶力が改善 気持ち前向き、教室普及へ

ゴルフに高齢者の記憶力を改善させる効果があるかどうかを確かめる研究のため、プレーする高齢者 (ウィズ・エイジングゴルフ協議会提供) ゴルフに高齢者の記憶力を改善させる効果があるかどうかを確かめる研究のため、プレーする高齢者 (ウィズ・エイジングゴルフ協議会提供)

 国立長寿医療研究センターの鳥羽研二理事長は「認知症の危険因子は、体を使わないことと頭を使わないこと」と指摘。「パズルやドリルなど認知症の予防、治療ツールは医療関係者の介入が必要。個人が趣味として続けられるものでないと、改善につながらない」と研究対象にゴルフを選んだ理由を説明した。

 産経新聞社が立ち上げた有識者による「100歳時代プロジェクト」会議のヘルスケア委員会委員を務める同センターの島田裕之部長は、「ゴルフは打数の計算などで頭も使う。仲間と一緒にプレーをすることで認知症の予防に効果がある社交の機会にもなる」と利点を解説する。ただ、今回は長期的な追跡は実施できていないため、現時点では認知症の予防効果までは実証できていないという。

 ちょうど良い負荷

 研究成果として注目されるのは、教室に通い続ける継続率の高さと参加者の生活や意識の変化だ。半年間続けた参加者は98・9%と非常に高く、終了後も9割がゴルフを続けた。アンケートでは半数近くが「気持ちが前向きになった」、4割近くが「歩くのが速くなった」と精神面、肉体面での利点を挙げた。

 日本プロゴルフ協会の倉本昌弘会長は「ゴルフは健康に良いと実感していたが、それを医学的見地から発表してもらえたことは大きい」と語り、高齢者のゴルフ人口を増やしていきたいとの考えを示した。

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